新型コロナに対するビタミンCの予防効果と私の実践内容を公開します

近ごろ、コロナウイルスへの感染予防として色々な情報が出回っていますね。

どの情報が正しいのかわからず、混乱している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、歯科コンサルタントとして多くの歯科医師や医師の方々にお会いし、お聞きしたことをもとに、私が日頃からコロナ予防や免疫力アップのために実践していることをお話したいと思います。

なお、お話する内容は、歯科医師や医師の方々が患者さんにのみ伝えているものとなります。(コロナに関しては色々と言うと同業者の方々に批判され、面倒なことになるだからだとは私は推測しています)

新型コロナにはビタミンCが有効という結果がではじめています

コロナとビタミンCについて、アンドリュー・W・ソウル氏(ニューヨーク州立大学元教授)は医学会の国際オーソモレキュラーが発表している記事で次のように仰っています。

高用量のビタミンCを摂取することによって新型肺炎の流行を遅らせ、さらには感染を防ぐことができます。

ビタミンCが持つ強力な抗ウイルス効果については、医療現場において数十年も前から活用されてきました。こうした事実があるにもかかわらず、メディアにて「ビタミンCの抗ウイルス効果とりわけコロナウイルスに対する効果的なアプローチ」が取り上げられることは、残念ながらほぼないでしょう。

引用:オーソモレキュラー医学会|記事ページ

上記のように、ビタミンCは抗ウイルス効果がありコロナにおいて重要にも関わらず、メディアでは取り上げられていないのが現状です。

上海の病院で行われたビタミンCによる治療データ

2020年4月8日に米国国立衛生研究所で行われたウェブ講演会では、リチャード・チェン医師による講演がありました。

その中で、「ビタミンCの点滴がコロナをはじめとするウイルス性重症肺炎の治療に効果が期待できる治療法」だと伝え、データを提示しています。

以下は講演で示されたデータの一部です。

<上海交通大学医学部付属瑞金病院での治療データ>

対象:COVID-19重症患者358名のうち、約50名のCOVID-19重症患者

治療法:高濃度ビタミンC点滴10-20g/日を投与

結果:死亡者は現時点で0名。入院期間は他患者の30日間と比較し、5日間の短縮がみられた

※1名の患者は余りにも重症だったため、50gのビタミンCを4時間かけて点滴投与。投与中から血中酸素濃度の改善がみられた。

引用:オーソモレキュラー医学会|記事ページ

このように、上海の病院でコロナ重症患者50人に高濃度ビタミンC点滴を一日10~20g投与したところ、結果として死者は0人、患者の入院期間が短期化したという結果が出ています。

現代ビジネスによる記事では、「中国の上海市がコロナ治療にビタミンC治療が有効であると認めた」と発表されています。

また、日本の医師では例えば、さいとう整形外科の斉藤究先生が、ご自身のブログで「免疫力を高めるためのビタミンCの摂り方」や、「風邪をひき始めたらビタミンCを増やして飲む量や頻度」などにコロナに関連づいたお話をされています。

他にも、【コロナ ビタミンC】などで検索していただくと、多くの方がその効果について書かれているのがわかります。

感染症にはどうしてビタミンCが重要なのか

そもそも、数ある栄養素の中でビタミンCがなぜ重要視されているのでしょうか。

ビタミンCの働きには、コラーゲンをつくったり、鉄の吸収を助けたり、免疫力を高めるなどといったものがあります。

この中でもコロナ予防において大切なのは、「免疫力を高める」というものです。

免疫力が下がっていると、普段はかからないような感染症にかかったり、風邪をひきやすくなってしまったり可能性が高くなってしまいます。

そのため、普段から免疫力を上げることが重要なのです。

人間は体内でビタミンCを生成できない

ほとんどの動物は自分の体内でビタミンCを作ることがきますが、人間とコウモリは自分の体内でビタミンCを作ることができません。

自分でビタミンCを作れないのであれば、積極的に摂るしかありません(例えば、ヤギは体調が悪くなると体内で100gものビタミンCを作ることができるそうです)。

新型コロナの予防に有効なビタミンCの摂り方

「コロナにはビタミンCがいいから摂ろう!」と言われても、どれだけの量をどんなタイミングで摂ればいいかわかりませんよね。

ここではその方法についてお話します。

まず、ビタミンCは水溶性なので、一度にたくさん摂ると尿として流れてしまいます。

そのため、少しずつ摂ることが大切です。

こちらについては、全身健康と栄養学の研究も行なっているマツオ歯科クリニックさんでもお話されています。

ビタミンCは、1日に通常1000mg(1g)を3回、つまり1日に合計3000mg(3g)を目安に摂取しましょう。

なお、身体の調子の悪いときは、10000mg(10g)が必要と言われています。

食事だけではビタミンCは足りない

では次に、ビタミンCはどう摂ればよいのでしょう?

「食事から摂ればいいんでしょ」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、食事だけでは3食分でも意識しないと0.1gくらいのビタミンCしか摂れないと言われています。

冒頭でお伝えしたオーソモレキュラーの記事でも、コロナウイルスなどのウイルスに対抗するには最低でも3g以上のビタミンCが必要と言われているので、これでは全然足りません。

特に、現代はストレス社会とされていて昔よりも免疫が下がりやすい状況にあります。

そこで、足りないビタミンCはサプリなどで補うことが大切です。

新型コロナ感染かも? 体調不良のときのビタミンCの摂り方

喉がイガイガする、微熱が出た…などの身体の不調への初期対応として、日本オーソモレキュラー医学会の柳澤先生はこちらの動画にて、

ビタミンCを4~5g、3~4時間ごとに飲む」という対処がいいですよと仰っています。

また、ビタミンCを摂りすぎかどうかの判断は、「身体が弱っているときにはビタミンCは吸収されるけれど、下痢気味になってきたら吸収しきれていないので減らすといい」とも仰っています。

そして当然ですが、症状が改善せず、コロナかと疑わしい症状が続く場合は保健所等に相談が必要です。

ビタミンCサプリのコストはどれくらいかかるのか

コロナにビタミンCが有効で、足りない分をサプリで補う…理解はできたものの、そのサプリがあまりに高価では続きませんよね。

私が普段から実際に飲んでいるサプリは、先ほどご紹介したマツオ歯科クリニックさんがオススメしている「ニューサイエンス カラダがヨロコブ ビタミンC1000」です。

こちらのサプリはローズヒップが主な原料で、60錠入っていて約3,000円。

Amazonや楽天といった通販でも購入することができます。

1錠(ビタミンC1,000mg)あたり約50円なので、1日で約150円、1か月だと約4,500円といった計算になります。

もっと安いサプリはドラッグストアなどで見かけますが、原材料に色々な添加物が入っているものがほとんどです。

できるだけシンプルなもので構成されたビタミンCを選ぶほうがいいでしょう。

1か月分で飲み会1回分やマッサージ1回分以下の値段だと考えると、コロナ予防としても取り入れやすいのではないでしょうか。

無理のない範囲で、続けられるものを選びましょう。

私が行っている他のコロナ予防方法

ビタミンCサプリの他にも、私が普段から免疫力を高めるために行っている方法をご紹介します。

  • 黒にんにくを1日1個食べる

にんにくを熟成させたもののため、味にはクセがありますが、だんだん慣れてきます。

アミノ酸やポリフェノールが豊富で、コロナ予防だけでなく、身体の抗酸化や疲労回復にもオススメですよ。

  • マヌカハニー

ニュージーランド産のものを愛用しています。

マヌカハニーは抗菌作用が強いため、喉がイガイガした時に舐めるようにしています。

 

仮にコロナに感染してしまうと、軽症であっても2週間は安静にしていなければならないし、仕事に復帰したとしても休んでいた間の穴埋めに2週間くらいかかってしまいますよね。

コロナにかかってしまった後の仕事の影響は、合計で1か月ほどとなってしまいます。

何よりも、自分がコロナにかかってしまった場合、家族や周囲にうつしてしまう可能性が…。

そうならないよう、私はコロナ予防のために、今回ご紹介した方法で、日ごろから免疫力を上げることを心がけています。

まとめ

  • コロナ予防として免疫力を上げないといけないので、しっかりとした知識を持つ
  • インフルエンザとビタミンCの関係性についてはすでにエビデンスが出ているので、ブログや動画などで知識をつける(コロナとビタミンCについてはまだ数が少ないものの、これから出てきます)
  • ビタミンCのサプリは1日に1000mを3回に分けて飲む

今回は、コロナ予防とビタミンCの関係についてご紹介しました。

「コロナ予防にいいと聞いたから、なんとなくサプリを飲む」というのではなく、「どういった実例が出ているのか」を知識として知った上で、自分なりに予防策を取り入れることが重要だと私は考えます。

これをきっかけに、ぜひご自身でも色々と調べてみてくださいね。

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丹羽浩之

兵庫県神戸市在住の私(丹羽浩之)は仕事では長年、全国の歯科医院と接点を多く持ってきており、2児(小学生と幼稚園児)の父親でもあります。
そして親として、子供たちに健康の大切さを伝え、歯を大切にする習慣を自立的に身につけてほしいと願っています。

なぜならお口は「食べられる、話せる」からはじまり、「歩ける、話せる」にも影響し、また全身の病気や慢性疾患になるリスクも大きく変わってくるためです。
しかし、こんな大事なことを「どこからもきちんと教えてもらう機会がない」、これが日本の実情です。

仕事柄、私を知る人から「(自分の地域で)おすすめの歯科医院はないですか」「どうやって自分にあった歯科医院を選べばよいですか」といった相談を数知れず受けてきました。
そして、ほかにも同じような悩みを持っている人たちが大勢いるのではないかと思いました。

そこで、私のこれまでの経験値を含めた情報は、そのような方々のお役に立てるのではと思いこのサイトを立ち上げることにしました。
また、このサイトでは予防歯科の情報提供のあり方として、「患者の立場」を最も大切に考えています。

仕事では歯科医院の経営コンサルタントとして15年間で500件以上の歯科医院に関わってきました。
その中で、日本人の予防歯科(定期健診)への関心の低さが、常に課題としてありました。

予防歯科に通う習慣がある人とそうでない人とでは、人生における生活の質が全く違ってくることを医院に通う患者さんを通じて知りました。
なお、このサイトで医学的に正確な情報が必要な部分については、私が15年に渡って信頼を築いてきた歯科医師、歯科衛生士、医師の方々にご監修して頂いたり、引用元を明記した上で情報提供します。